須羽ミツ夫 (漫画「パーマン」より)
第一話、バードマンから偶然パーマンに選ばれたミツ夫は、やる気満々でこの台詞を放つ。
一話目は大抵、読者へ主人公の紹介となるのだが、藤子漫画では定番である駄目少年の駄目っぷりを、周囲との相互関係だけではなく、主人公の少年自らの発言で見事に言い表している。
頑張らなくっちゃ・・・前向き
僕にできる範囲で・・・後ろ向き
やるぞ!・・・前向き
明日から・・・後ろ向き
前向き発言を後ろ向き条件で受けることで、絶妙な微妙さが漂っている。後に展開されるドジヒーローの活躍を暗示する名言だ。
完璧なヒーローでなく、ただの駄目人間でもない。時には勇気を持って行動する。藤子作品の中では比較的つまらない漫画「パーマン」が、こうまで魅力的なのは、主人公が様々な心の変化を見せる人間臭い少年だからなのだ。
私もミツ夫同様、明日から頑張る主義だ。まさに私の信条。
2005年05月02日 名言 トラックバック:1 コメント:0
この間、部屋を片付けていたら、寺山修二の「ポケットに名言を」が見つかった。実在の人物だけではなく、映画や小説、歌詞などからも自由に好きな言葉を抜き出した、という印象である。再読して思うのは、悪くはないが何かが違う。もっと、何というか、名言たる所以に説得力がない。名言集を読んでいつも思うのは、ただ羅列しただけでは台詞の背景となる状景が見えてこない、ということだ。「名言」なのだからそれ以外の余計な解釈は不要と言われれば、そうかも知れない。だが、私は名言の奥に潜んだ「何か」を解析した名言集が読みたいのだ。
これより、気が向むくままに私が思う名言をここに書き記していきたいと思う。
2005年05月01日 名言 トラックバック:0 コメント:0