2007年09月11日

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

ちょっと迷ったが、評判が良いので期待して観に行った。
期待が大きかったせいか、観てガッカリした。
ストーリーはテレビ6話(ヤシマ作戦)までのダイジェスト。
これみよがしな3DCGや派手派手な戦闘シーンが追加され、
その辺はまあまあ良かった。
でも、それだけを観たくて足を運んだわけでない。
ダイジェストにしたお陰でストーリーに「間」がなくて
自分が最も嵌りまくっていたTV版とは別物になっていた。
エヴァが初めての人でもストーリーが理解出来るよう上手くまとめた構成。
でも上手くまとめただけで初めての人は理解できても楽しめないと思う。
TV版とは微妙にストーリーが違ったが、ただ違ったというだけ。
変化=謎という小細工に、まだそういうことするかと少し嫌悪感。
次の「破」以降は大きく変わりそうなので、総監督がでしゃばらなければ
全く新しいものとして、まだまだそれなりに期待している。
「序」は本気で期待してしまったので、本気でガッカリした。

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2006年08月01日

時をかける少女

 アニメ映画だと上映館の関係ではるばる遠征して観なければならないことが多いが、今回は運良く地元の平塚で観られることに感謝。参考までに平日の平塚はガラガラで自分が観た時は20人くらい。8/4迄。
 視聴者としての自分は、原作既読思い入れゼロ。大林版実写も思い入れゼロ。良く引き合いに出される耳すまも思い入れゼロ。細田守の名をハウルで初めて知ったヌルいアニオタで同監督作品は全て未見。ネットでの評判はマイナー映画にありがちな過大評価では?という期待値50%程度の懐疑的な目で鑑賞開始。
 いざ映画が始まると、いかにも低予算なTVアニメ調に多少困惑する。どうやらアニメ映画=緻密なCG描きこみの大作志向に目が慣れてしまったらしい。また声優の演技も決して上手くなく、2時間頑張って付き合うかあ、と覚悟を決める。それから2時間後・・・背景素晴らしい!声もキャラクターにマッチしてる!になってるから不思議なものだ。
 物語への引き込み方が巧みで、観ているうちにぐいぐいと作中に引っ張られる。脚本が素晴らしく良い。続編という形で原作とリンクさせた別個のリメイクだが、原作を上手く調理したというよりも美味しいエッセンスだけを抽出した印象。監督の作りたいものが「時をかける少女」という題材にちょうど迎合したから生まれた物語だと感じた。独立した作品としても充分に面白いが原作を知るとより楽しめる。しつこく言うがまさにこの巧みな脚本あっての面白さ。演出も申し分なく、タイムリープを生かした天丼ギャグも実に上手い。そしてキャラクター。原作以上に「時をかける少女」というタイトルに相応しく、時を駆けて駆けて駆けまくる主人公の元気溢れる姿に思わず心を奪われる。
 傑作と言うほど突き抜けてはないが、脚本、演出、キャラクターのどれもが魅力的な、観て損はないと断言できる秀作。爽やかで楽しくて少し切なくて、作品に力があるからこそ出来る直球のエンターテイメントである。映画として純粋に面白いが、やはりこの季節、鑑賞後に劇場を出て青空を見上げた時の気分を味わって欲しい作品。

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2005年08月06日

END OF THE CENTURY

監督:ジム・フィールズ
出演:ラモーンズ

 ラモーンズのドキュメンタリー。昨年、単館上映で逃したが、この間、DVDをやっと購入し観ることが出来た。
 ラモーンズとは3コードで2分足らずの曲をひたすら演奏し続けるパンクの原点とも言えるバンドである。誰もが弾けるが、誰もがラモーンズになれるわけではない。そんなバンド。
 この鑑賞でラモーンズについて今まで知らなかった事実を知ることが出来た。それは悲しいことでもあった。それ程までに私はラモーンズに対して無知だった。そしてますますラモーンズのことが好きになった。良作だ。
 ジョーイ、ディーディー、ジョニーが世を去り、ラモーンズの歴史に一区切りがついた今、この映画DVDとライブDVD「RAMONES RAW」という陰と陽の2つの映像作品が世に出た。ともに素晴らしい。しかし、こういう作品を通して、ヘンチクリンに伝説・神格化されないように、祈るばかりである。 ラモーンズは結果として歴史を作ったが、それ以前に、とんでもなくアホでカッコイイバンドなのだ。
 悪友Tとクラブチッタで熱狂したことを今でも忘れない。
 それではお約束の HEY HO LET'S GO!

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2005年07月24日

ルパン三世 カリオストロの城 (英語吹き替え)

監督:宮崎駿
声:良く分からん外国人の人

 今年のルパンTVスペシャルは相当の不評だったようだ。残念ながら私は仕事で観る事が出来なかった。ちょっと悔しいので、昔のルパン映画を観ることにした。
 元祖ルパン映画と言えば、誰もが「ルパン三世 念力珍作戦」を思い出すだろう。だが、いざ観ようと思っても入手出来なかったので(ネットで買うのも嫌だし)、名作の誉れ高い「カリオストロの城」を観ることにした。私をアニメオタクにした元凶の映画だ。
 早速、カリ城のDVDを再生。
 改めて、きちんと観るのは十何年振りだろうか。
 冒頭のカジノシーンが始まる。
 久々だと感慨深い・・・・・・・・・・・・・・ん??
 うげげげ、ルパンが何か英語とか喋っている!
 何で英語なんだよ!ルパンと言えば、目黒祐・・・山田康雄だろーが!!
 憤慨した私はあれこれDVDデッキを操作する。
 うーん。使い方が良く分からん。
 まあ、台詞とか大体分かるし、ま、いいか。
 あきらめて英語のまま観ることにした。
 何か同じアニメを観てる気がしねえ。
 クラリスが「オー!ノー!」とか言っちゃってるし。 

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2005年07月06日

ドラムライン

監督:チャールズ・ストーン三世
主演:ニック・キャノン

 見た目は渋いが中身はナードなKさんにDVDをテキトーに見繕ってくれと頼んだ。その中の一本。
 マーチングバンドを描いた青春映画で、見せたいのはマーチングシーンであり、ストーリーはオマケ。でも、そのオマケが酷過ぎる。恋愛や挫折といった王道ストーリーが実に説得力なく描かれている。
 特に気になったのが、主人公の性格。
 天賦の才能を持ちながらも生意気で身勝手な主人公がぬくぬくと成功してゆく様は日本人の反感を買うだろう。昔の日本の体育会系ノリのしごきに反抗するというのは、決して間違ったことを言ってるわけではない。実力世界ならなおさらだ。しかし、和と協調を尊ぶ日本人の目では、この主人公に共感することが出来ないのだ。かくいう私も全く惹かれなかった。
 でも、天才的実力者というのは現実でもあんなもんだし、結局は見所がマーチングシーンだから、気にしないで見所だけ楽しめば良いと思う。そこだけは純粋に面白い。ドラマ部分に意識を傾けた人はご愁傷様。
 ところで、変態的天才と苦悩する凡人を見事魅力的に描ききったアマデウスってつくづく偉大だなあ、と改めて思う。

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2005年07月02日

リディック

監督:デヴィッド・トゥーヒー
主演:ヴィン・ディーゼル

 ピッチブラックの続編ということらしい。前作は当然見ていない。予備知識ゼロで見てみる。
 出だしからいきなり、宇宙にとってもとっても悪い軍団がいました・・と、どうしようもない始まり方をする。予想通り、幼稚なスペースオペラが展開する。が、それっぽく難解に演出しているため、非常にかったるい。オレ物語の典型みたいな話。
 オレ物語というのは、その名の通りオレの為のオレの物語。私が勝手に命名した。オレならこうする、いやオレならこんなストーリーで、とオレ様の妄想が積み重なって出来た自分だけのストーリーだ。これに客観性が加わると作品として成立し、傑作となる可能性も高い。だが大抵はどうしようもない自己満足のオナニーで終わる。良くある特徴としては独りよがりな設定と寒いだけのヒロイズム。
 この映画では、浅いのに複雑なストーリーでウンザリさせられたところに、ヴィン・ディーゼルがこれみよがしにカッコつけまくるダサさにノックダウン。美術もそうだが、敵の「ネクロモンガー」というネーミングもダサさ炸裂。合言葉が「モンガー!!」だったら少しは楽しかったのに。
 結局、良く分からんうちに、クライマックスは男らしく理屈ぬきのタイマン勝負だ。
 ・・・・すみません。参りました。

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2005年07月02日

スター・ウォーズ ジェダイの復讐 (エピソード6) 

監督:リチャード・マーカンド
主演:マーク・ハミル

 苦節20年。遂にこの三部作を看破した。
 俺はやったぞーー!!!
 ・・・さて愚痴るか。
 世界観がワケワカメ。ルーカスがEP2を公開する際、深い世界観がどーのこーのと自慢していたが、私にはサッパリだ。世界背景がサッパリ見えてこないのだ。どうして彼らはその服飾をしているのか、どうしてその科学なのか、どうしてその建築デザインなのか?スペースオペラだから、ツッコむのは野暮なんだけど、「どうして」が私の脳に付きまとう。一つの架空世界でありながら、歴史的背景が全く見えて来ないのだ。
 ジャンプなんかの少年漫画では、こういう出鱈目な世界が多い。「ドラゴンボール」「ワンピース」「NARUTO」等等数えたらキリがない。観ていて落ち着かない。週間漫画ならともかく、腰を据えた映画で何でわざわざこういうの作るかなあ、と思う。もう少しもっともらしく作ってくれれば・・・
 この辺を大人の目でアホになって観るか、子供じみた偏見でネチネチ見るかで、好き嫌いがはっきり分かれるのだろう。残念ながら、私は子供時代の偏見が抜け切らず、大人の目で見ることが出来なかったため、最後まで集中できなかった。ちょっと構えて観すぎたか。でも、もう少しアホに徹するか、もっともらしさに徹するか、どちらかに徹底してくれれば、少しは入り込む余地があった筈だと悔し紛れに言ってみる。なんだかんだで皆が楽しいと言ってるものを楽しめないのは非常に悔しいのだ。
 で、ジェダイって結局なんだったんだ?(全然分かってない)

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2005年07月02日

スター・ウォーズ 帝国の逆襲(エピソード5)

監督:アーヴィン・カーシュナー
主演:マーク・ハミル

 とうとう未見だったSWの続編を観た。
 感想は素晴らしきかなローテク。
 あの4本脚のやつ(名前知らん)がストップ・モーションアニメで動いていたので、かなり萌え萌えだ。私は「アルゴ探検隊の冒険」などのローテク丸出しのストップモーションアニメが好きなのだ。今時のCGとは一味違うぎこちなさがたまんなく良い。
 以上、良かった所。
 以下、良くない所。
 スターウォーズのメカはダメなのだ。
 それは重量感がないからだ。
 当時、世間を驚かせたSFXだが、その頃から感じていた。Xウイングとかスピード感はあるんだけど、重量感が全く感じられないからオモチャっぽい。機体を汚すだけではリアリティは出ない。かつてガンダムが白というカラーリングの為にかえって重量感を出す演出を工夫したという苦労話を聞いて、納得したものだ。白は重量感を最も出しづらい色である。SWにはそういう努力があまり見られない。宇宙だから重力とかは別にいいや、と考えれば気にならんけど。
 ま、取りあえず、予算が増えたのか、特撮が格段と良くなった。
 文句を言いつつも、SWのメカは、その後に影響を与えるだけのモノだったことも認める。ドラマにも深みが出てきた。 
 SW好きな人にはたまんないと思う。
 私は好きな人ではないので、全然たまんなくない。

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2005年07月01日

スター・ウォーズ (エピソード4)

監督:ジョージ・ルーカス
主演:マーク・ハミル

 エピソード3、公開っちゅうことで旧3部作を観るかーと鑑賞。
 小さい頃はスターウォーズが嫌いで、どうして大人はこんな幼稚なスペースオペラで喜んでいるのだろう?と疑問に思っていた。いざ大人になってやっと、その面白さが理解出来るようになった。でも、分かるだけで、改めて観ても私はコレを楽しめない。
 それはなぜか?
 レイア姫が美人じゃないからだ。
 これだけはやはり譲れん。こういうヒロイックファンタジーなら、ルーカスも少しは私の好みも考慮して欲しい。私の好みは大袈裟だとしても、せめて万人の好みを多少は考慮して欲しい。予算がどーとか、大人の都合は一切言い訳にならん。
 SF小説「禅銃」を思い出した。禅銃の宇宙世界では確かババアに整形するのが女性の間で流行っていたし、そもそも夫々の世界では美観が異なるわけだから、絶対的な価値観が存在しないものに対して難癖をつけるのはナンセンス極まりない。
 でも、これは評論でなく、ただの感想だから書く。
 やっぱ、このレイア姫ではダメだ。
 この人を見ているだけで、気分が沈む。
 役者に罪はないが、やはり生理的に映画を受け付けられない。
 もう、しいたけが嫌いなのと同レベル。
 レイア姫が、当初の予定通りジョディ・フォスターだったら、私のSWに対する考えも、恐らく大きく変わっていたのだろう。 

 あーだこーだ文句を言いつつも、SWが生んだ新しいアイデアの数々に、実は敬意を払っている。その後のSF映画に多くの影響を与えた歴史的意義のある映画だと思う。これはマジでそう思う。
 結局、好き嫌いが大きく分かれる作品で、しいたけ同様、好きな人は得をしているし、嫌いな人は損をしている。悔しいが私は損をしている側だ。

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2005年06月14日

TAXI NY

監督:ティム・ストーリー
主演:クイーン・ラティファ

 仏映画のハリウッド版リメイク。単純に面白かった。軽快なテンポとノリ。こういう能天気なカーチェイスアクションって昔のハリウッドにはたくさんあったのになあ、と思う。そして偉いのは、人が死なないところ。だから殺伐としない。笑いに関しても素直に受け入れられる。無闇に人を死なせないというのは、日本人にとっても重要なのかも知れんなーと思う。外国人に比べて、無宗教な日本人って死に対して敏感なような気がする。もしかして私だけか?
 関係ないが、前から思ってたんだけど、太った黒人女性はカッコイイ。ファッションとか含め、満ち溢れた自信を感じる。街で見かけても凄くお洒落だったりしてカッコイイ。もしかして私は太った黒人女性フェチなのか?それは分からんが、フランス版からのこの変更は、私にとって大きくプラスだ。

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