雉も鳴かずば撃たれまい、という諺がある。口は災いのもとということ。
災いが自分に降りかかれば自業自得で済まされるが、時には他人を傷つける場合もある。
諺の背景には元となった昔話がある。
アニメ日本昔ばなしで、私が最も印象に残っている話がこの「雉も鳴かずば撃たれまい」である。
現在、同アニメの再放送がされているが、最も放映して欲しいエピソードでもある。
物語の概要は以下の通り。
ある村に貧しい父娘が住んでいた。
二人は貧しいながらも仲良く暮らしていたが、ある日娘が病気になってしまう。
苦しそうに「小豆まんまが食べたいよう」と娘はうわごとを繰り返すが
その家には小豆どころかその日食べる米もない。
庄屋に米を無心するも「去年の年貢を返してから言え。」と冷たくあしらわれれ、
どうしようもなくなった父親はとうとう庄屋の倉から一掴みの米と小豆を盗んでしまう。
数日後すっかり元気になった娘は鞠を突いて遊んでいた。
父親から「小豆飯のことは誰にも言わないように」と言いつけられていたが
嬉しさのあまり数え歌を口ずさんでしまう。
「♪あーかいまーま食ーべた、あーずきまーま食ーべた、
ひい ふう みい よお いつ むう なな♪ 」
その歌が証拠となり、父親は捕らえられ、罰として人柱にされてしまうのだった。
数年後、娘は美しく成長していたが、父親を失った悲しみから言葉を失っていた。
昔と同じように一人、鞠を突く娘。
その目の前で雉がけたたましく鳴き声を立て羽ばたいたところを猟師に撃たれる。
それを見た娘は悲しそうに「雉も鳴かずば撃たれまい」と歌を詠むのだった。
(2ch
“日本昔話”で、衝撃を受けた話スレ206-209より)
以上、自分より上手く要約出来ていたものがあったので勝手ながら転載した。
自分の不用意な発言で、他人に迷惑をかけてしまった時、いつもこの話を思い出す。
自分にとって何気ないことでも、人によっては重大なことなのかもしれない。
私は裏表があるのが嫌いで、なるべくオープンに何でも話そうと心がけている。
だが、場合によって言葉を慎まねばならないとも反省する今日この頃である。
2005年10月14日 雑記 トラックバック:0 コメント:11